あ行 |
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| RF(アール・エフ) | ||
| 慢性関節リウマチの患者さんの約80%に検出される自己抗体(抗体たんぱくの中のIgGに対する抗体)であるリウマトイド因子(Rheumatoid factor)の略称です。 シェーグレン症候群の患者さんでも約60%に検出されるため、診断の参考になります。ただし、全ての患者さんに検出されるわけではなく、他の多くの疾患でも検出されることがあるため、専門医が他の検査項目の結果などを見ながら総合的に解釈をする必要があります。 | ||
| 赤い平らな舌 | ||
| シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)の状態をこのように表現することがあります。 舌が乾燥し、舌の表面にある舌乳頭が萎縮して見られなくなった状態を指しています。年齢の若い患者さんには比較的少ない症状です。 | ||
| 悪性関節リウマチ | ||
| 慢性関節リウマチの中で、血管炎(血管の炎症)が生じ、様々な臓器に障害が起きる病態のことです。発症頻度は、慢性関節リウマチの0.5〜1%であるとされ、特定疾患に指定されています。 | ||
| アクタリット | ||
| 抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が軽度の薬剤に分類されます。 <代表商品> オークル(日本新薬) モーバー(日研化学) |
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| アザチオプリン | ||
| 免疫を抑制する薬剤で、抗リウマチ作用が中程度の薬剤に分類されます。 <代表商品> イムラン(グラクソ・ウェルカム) アザニン(田辺製薬) |
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| 朝のこわばり | ||
| 起床後しばらくの間、関節を動かすと、通常と違った抵抗や違和感がある状態がしばらく続くという症状です。しばしば慢性関節リウマチの患者さんに見られますが、シェーグレン症候群の患者さんにも発生することがあります。 慢性関節リウマチでは持続時間が1時間以上になることが多く、両手に起きるのが典型的ですが、他の部位の関節でも生じることがあります。 発生の機序としては、就寝によって関節の動きが減少したために関節内の滑りが悪くなるという一時的な不調が生じるためと考えられています。 | ||
| アスピリン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬の代表的薬剤です。 炎症の抑制、解熱鎮痛、虚血性心疾患の予防など、古くから様々な領域で使用されています。 また、「アスピリン」と、「ダイアルミネート」という胃薬を2層に混和させた配合剤は、「バファリン」の商品名で広く知られています。 | ||
| アセメタシン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「インドール酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ランツジール(興和薬品) |
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| アネトールトリチオン | ||
| 胆汁分泌を促進する薬です。唾液分泌促進作用もあることから、シェーグレン症候群に伴う唾液分泌減少の改善にも使用されます。 <代表商品> フェルビテン(日本新薬) |
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| アラキドン酸 | ||
| 炎症の四大徴候(局所の発赤、熱感、腫脹、疼痛)発生の際の大きな要素であるプロスタグランジンという物質が体内で合成される際の元(原料)となります。具体的には、生体内でアラキドン酸は、シクロオキシゲナーゼなど、いくつかの酵素によって化学的変化を遂げていき、プロスタグランジンが生成されていきます。 | ||
| アルクロフェナク | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「フェニル酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ラスカージン(寿製薬) |
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| アルミノプロフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ミナルフェン(マルホ) |
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| アンピロキシカム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「オキシカム系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> フルカム(ファイザー製薬) |
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| アンフェナクナトリウム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「フェニル酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> フェナゾックス(明治製菓) |
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| アンブロキソール (塩酸アンブロキソール) | ||
| 急性及び慢性の気管支炎、気管支喘息などの痰を除去する薬です。 <代表商品> プルスマリンA(日本化薬) ムコソルバン(帝人) |
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| EBM(イー・ビー・エム) | ||
| 英語のEvidence-Based Medicineの略称で、科学的根拠に基づく医学を意味し、近年盛んに問われるようになった概念です。 情報解析医学的な側面が大きく、医師は、過去に行われた治療に関する総合的な研究結果について質的な評価と統計学的な分析をした上で、最良であるという証拠に基づいた治療法を選択していくことが求めれます。 | ||
| 萎縮性胃炎 | ||
| 胃粘膜に慢性炎症があり、胃液を分泌する胃腺とよばれる分泌腺が萎縮・減少している状態になっている疾患です。胃炎、胃潰瘍などを起す細菌として知られるヘリコバクター・ピロリ菌によっても起ると言われています。 シェーグレン症候群の患者さんでも認められる疾患で、胃腺がリンパ球浸潤によって障害を受けるのが原因であると考えられています。 | ||
| 遺伝的素因 | ||
| 遺伝により、同一家系内に特定の疾患が起りやすいことを意味します。 過去の疫学調査から、シェーグレン症候群の遺伝による発病は2%以下であることがわかっています。すなわち、近親者に発病者がいても発病しないのが普通で、他の素因の影響が大きいことが示唆されています。具体的な他の素因としては、環境因子(ウィルス等)、免疫異常、ホルモンなどが考えられ、これらが複合的にからみあって発病に至っているのではないかと推定されています。 | ||
| イブプロフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ブルフェン(科研製薬) |
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| インターロイキン | ||
| 免疫細胞を中心とした様々な細胞から分泌される生理作用を有したたんぱく(サイトカイン)の一種であり、様々な種類のものが発見されています。それぞれに番号が付けられていて、IL-(Interleukin-)と表記されます。 慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患では、IL-1、IL-6など炎症に関与しているタイプのものが増加していることがわかっています。 | ||
| インドメタシン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「インドール酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> インダシン(萬有製薬) インテバン(住友製薬) |
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| インドメタシン・ファルネシル | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「インドール酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> インフリー(エーザイ) |
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| ウィルス性関節炎 | ||
| ウィルスによって起る関節炎です。 風疹ウィルスのように直接体に炎症を起すものや、免疫系に異常を与えた結果として炎症を起すものがあります。 | ||
| うがい薬、トローチ薬 | ||
| 口腔内殺菌のための薬で、口内炎、舌炎などに用いられます。 シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)では、唾液分泌量の減少によって、本来唾液が果たしていた口腔内の清浄作用や殺菌作用が不十分になります。そこで、うがい薬やトローチ薬で口腔内の衛生状態のケアをすることが必要となります。
<代表商品> 含嗽用アズレン(日本化薬など) イソジン(明治製菓) オラドール(ノバルティス) ダントローチ・ヒビテン(住友製薬) |
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| AST,ALT (GOT,GPT) | ||
| それぞれ、GOT,GPTと同義語の新しい呼び方です。 ともに、トランスアミナーゼと呼ばれる生体組織に広く分布している酵素ですが、肝臓に傷害が起きると血液中に漏出して検出される量が増加するため、肝機能検査の指標として用いられます。肝臓病のみならず、副作用として肝臓に傷害を与える薬もあるため、薬を長期にわたって服用する際には、定期的にこの値をモニターする必要があります。 ◆AST(GOT)正常値:40以下 ◆ALT(GPT)正常値:40以下 |
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| ACR(エー・シー・アール) | ||
| 米国リウマチ学会(American College of Rheumatology)の略称です。リウマチ性疾患の命名や分類などを行っており、これらは国際的な基準として広く使われています。WHO(世界保健機関)のリウマチ国際分類も、実際には本学会の実行委員が策定・改訂したものです。 シェーグレン症候群関連の発表もよく行われている世界的に有名な学会です。 | ||
| 壊死 | ||
| 体の組織・器官を形成する細胞が死滅している状態のことです。細胞が大量に死滅してしまった組織では、組織が本来有していた機能ができなくなり、障害が生じます。 | ||
| SS(エス・エス) | ||
| シェーグレン症候群(Sjogren's syndrome)の略称です。 | ||
| SSc(エス・エス・シー) | ||
| 強皮症(全身性硬化症)の英語名Systemic sclerosis sclerodermaの略称です。膠原病に属する皮膚が硬化する疾患で、四肢末端から症状が発生します。レイノー現象※と呼ばれる皮膚の異常症状がよく起るのが特徴です。同時に、全身の臓器にも、線維化とよばれる変性が生じることによって障害が発生します。
シェーグレン症候群を合併することがあります。 ※レイノー現象:冷感、温感、感情の起伏などに対して四肢が敏感に反応して蒼白になり、次いで紫色になって、ピリピリしたり痛んだりする皮膚の血流の異常症状。 |
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| SLE(エス・エル・イー) | ||
| 膠原病に属する全身性の炎症症状を起こす自己免疫疾患で、若い女性患者の割合が高い特徴を有します(男性の約10倍)。しばしば、Systemic lupus erythematosusを略してSLEと呼ぶことがあります。鼻の付根部分から両ほおにかけて広がる紅色の皮疹が現れることが多く、ちょうど蝶が羽を広げたような形であることから、蝶形紅斑とよばれています。 シェーグレン症候群を合併することがあります。 | ||
| エストリオール (トリプロピオン酸エストリオール) | ||
| 卵胞ホルモンの一種で、更年期障害、膣炎などに用いられます。 <代表商品> エストリール(持田製薬) |
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| SPF(エス・ピー・エフ) | ||
| 日焼け止めクリームの効力を示す指数です。Sun Protection Factorの略で、サンケア指数とも呼ばれています。 皮膚を紫外線から保護するためには、SPF(Sun Protection Factor:サンケア指数)が15以上の商品が良いとされています。しかし、実際に日焼け止めクリームを塗る際には、化粧品会社がサンケア指数の算出を行った塗布量より少なめに使用する方もいることを考えると、SPF30以上の製品が良いと考えられます。 | ||
| HLA(エッチ・エル・エー) | ||
| ヒト白血球抗原(Human Leukocyte Antigen)のことです。ヒトの白血球表面上にあるたんぱく質であり、遺伝子によって人それぞれの型が決まります。血液型は、赤血球の型によって分類されていますが、これとほぼ同様の概念です。 シェーグレン症候群や慢性関節リウマチの発生機序との関連が示唆されており、研究が進められています。 | ||
| HLA-DR | ||
| ヒト白血球の表面上にあるたんぱく質(HLA:ヒト白血球抗原)を生成する遺伝子です。近年の研究では、特定のタイプの遺伝子型と自己免疫疾患の発症に相関があることが指摘され、研究されています。
◆HLA-DR4:慢性関節リウマチの発症率上昇 ◆HLA-DR3:シェーグレン症候群の発症率上昇(欧米) ◆HLA-DR8,HLA-DR53:シェーグレン症候群の発症率上昇(日本) しかし、これらの遺伝子型を有しながらも発症しない人が多数いることや、逆にこれらの遺伝子型を有していないのに発症している人も少なくないことから、発症にはこれら以外の素因も関与していると考えられています。 |
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| エトドラク | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「ピラノ酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ハイペン(日本新薬) オステラック(日本ワイスレダリー) |
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| エヌセイズ(NSAIDs) | ||
| アスピリン、インドメタシンに代表される副腎皮質ステロイドに属さない抗炎症薬の総称で、英語名Nonsteroidal anti-inflammatory drugsの略です。 数多くのものが開発されており、作用時間、作用の強さなどの効力に関して様々の薬剤があります。 全般的に、抗炎症作用は副腎皮質ステロイドに比べると効力は弱めで、解熱・鎮痛作用をあわせもっているものも多く存在しています。また、使用に際しては、胃粘膜など消化管に対する副作用に注意を要します。 | ||
| Evidence-Based Medicine (エビデンス・ベイスド・メディスン) | ||
| 科学的根拠に基づく医学を意味し、近年盛んに問われるようになった概念です。 情報解析医学的な側面が大きく、医師は、過去に行われた治療に関する総合的な研究結果について質的な評価と統計学的な分析をした上で、最良であるという証拠に基づいた治療法を選択していくことが求めれます。 | ||
| エピリゾール | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「塩基性」の薬剤として分類されます。 <代表商品> メブロン(第一製薬) アナロック(ファイザー製薬) |
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| M3型ムスカリン受容体 (ムスカリン受容体M3) | ||
| 血管や臓器を形成する平滑筋の調整、涙液や唾液の分泌調整などを行う部位です。 この部位が刺激を受けると、涙液、唾液などの外分泌が促進されます。 | ||
| MCTD(エム・シー・ティー・ディー) | ||
| 混合性結合組織病(Mixed connective tissue disease)の略で、膠原病である全身性エリテマトーデス、強皮症(全身性硬化症)、多発性筋炎・皮膚筋炎が同一患者に同時あるいは経過とともに現れる疾患です。 | ||
| Mたんぱく | ||
| 抗体たんぱく(IgG、IgM、IgA、IgE、IgD)の中の一部が異常に増加した状態で、いくつかの疾患で血中に高率に検出されることがわかっています。 シェーグレン症候群でも、精密に分析すると、Mたんぱくが微量に存在していることが確認されることがあり、治療計画の参考データになることがあります。 | ||
| MTX(エム・ティー・エックス) | ||
| メトトレキセート(英語名Methotrexate)という薬剤の略称です。抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が強力な薬剤に分類されます。 効力が強い分、副作用にも注意を要しますので、専門医による経過観察が大切です。
<代表商品> リウマトレックス(日本ワイスレダリー) |
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| 嚥下障害 | ||
| 食物などを飲み込みにくい状態のことです。 食道部位の疾患をはじめ、様々な原因が考えられますが、シェーグレン症候群による口腔乾燥症(ドライマウス)によって生じることがあります。 | ||
| セビメリン水和物 (塩酸セビメリン水和物) | ||
| シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)を改善する新しい薬剤です。唾液腺にあるM3型ムスカリン受容体を刺激することで、唾液の分泌を促進します。
<代表商品> サリグレン(日本化薬) |
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| 炎症 | ||
| 組織・細胞が傷害を受けた後に生体が示す反応です。通常は、原因となった刺激を除去することで反応は消失します。 しかし、自己免疫疾患の場合には、炎症が自分自身に対する免疫反応であることから除去が難しく、反応が慢性的で、ときに激しいこともあるため、適宜この反応を抑制する「抗炎症薬」が用いられます。 | ||
| 炎症の四大徴候 | ||
| 「局所の発赤」「熱感」「腫脹」「疼痛」の4症状です。 | ||
| おおいつき眼鏡 (モイスチャーエイド) | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)の患者さん向けに作られた保湿加工を施した特殊な眼鏡です。 構造としては、眼鏡の縁をゴーグルのようにおおって涙液の蒸発を防ぎ、さらに加湿用のスポンジを付けることで、湿潤を保ちます。 | ||
| オーラノフィン | ||
| 抗リウマチ薬に属する経口の金製剤で、抗リウマチ作用が軽度の薬剤に分類されます。 <代表商品> リドーラ(スミスクライン・ビーチャム製薬) |
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| オキサプロジン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> アルボ(大正製薬) アクチリン(日本ワイスレダリー) |
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か行 |
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| 外分泌腺 | ||
| 水分や粘液などの体液を分泌する器官のことです。具体的には、目(涙腺)、口腔(唾液腺)、鼻腔、気管、皮膚、消化管、膣口などに存在しており、重要な役割を果たしています。 | ||
| 確定診断 | ||
| 通常、疾患には個々に定義がありますが、疾患名が明確になった状況のことです。 シェーグレン症候群の場合にも、診断に際しての定義があり、いくつかの検査によって確定診断が行われることになります。詳細については、当サイト「診断基準」の項をご参照下さい。 | ||
| ガム(チューイングガム) | ||
| ガムを噛むことには唾液分泌を促進する効果があり、シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)に有効です。 ただし、シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)では、唾液分泌量の減少によって、本来唾液が果たしていた口腔内の清浄作用や殺菌作用が不十分になり、慢性的に虫歯などの歯周病になりやすい状態となっていますので、虫歯を促進する砂糖入りのガムには注意が必要です。虫歯になりにくいキシリトールガムが市販されています。 | ||
| ガムテスト | ||
| 一般的な測定方法としては、ガムを10分間噛み、その間に分泌された唾液を容器に移して測定をします。この試験方法により、唾液分泌量が10分間に10mL以下であった場合には、異常(口腔乾燥症:ドライマウス)と判定されます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。同様な検査に、ガーゼを用いて唾液分泌量を測定する「サクソンテスト」という方法があり、いずれかを選択することがシェーグレン症候群の診断基準で規定されています。 | ||
| 寛解(緩解) | ||
| 治療によって病状が制御され、諸症状がおさまった状態を示します。 永続的な寛解(緩解)が得られた状態が治癒ということになります。 | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ) | ||
| 涙液の分泌減少により、目が異常に乾燥している状態のことです。涙液には、目の表面を保護するなどの重要な役割があるために、涙液減少によって様々な障害が生じます。 代表的な自覚症状としては、「目がころころする」「目が疲れる」「まぶしい」「目やにがたまる」「悲しい時でも涙が出ない」などがあります。 テレビ、OA機器を長時間操作した場合などに生じますが、シェーグレン症候群の代表的自覚症状の一つであり、診断する上での重要な要素となっています。 | ||
| 間質性腎炎 | ||
| 腎臓の器官を形成する尿細管の間にリンパ球を中心とした細胞浸潤が生じて炎症が起きている状態です。 様々な原因で生じる疾患ですが、シェーグレン症候群に合併することがあり、この場合、慢性的な経過(慢性間質性腎炎)をとることが多いのが特徴です。 腎尿細管性アシドーシスの原因になります。 | ||
| 間質性肺炎 | ||
| 肺はたくさんの肺胞組織から形成されていますが、この肺胞と肺胞の間にある間質と呼ばれる部分にリンパ球を中心とした細胞浸潤が生じて炎症が起きている状態です。動くと息切れがしたり、苦しくなったりします。さらに進行すると、間質が硬く線維化した状態になり、肺線維症と呼ばれる状態になります。 様々な原因で生じる疾患ですが、シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 環状紅斑(かんじょうこうはん) | ||
| 辺縁が隆起した状態で円状に広がる皮疹です。発生部位は、顔面、上肢、背部などで、数ヶ月のうちに痕跡を残さずに消失することもあります。 シェーグレン症候群で生じることがある症状です。 専門医を受診する必要があります。 | ||
| 関節液検査 | ||
| 関節内には、関節液と呼ばれる透明で粘り気のある液が分泌されていますが、慢性関節リウマチなどで関節に炎症が生じると関節液に様々な変化が現れるため、診断の指標となります。
◆色:炎症時には不透明になります ◆粘り気:粘り気が減少します ◆量:通常よりも増加します ◆構成成分:細胞数の変化や疾患固有の成分などが検出されます |
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| 関節痛(関節炎) | ||
| 慢性関節リウマチの関節痛は、炎症を伴い、体の左右対称性に生じるのが特徴です。また、しばしば関節の骨破壊により変形をきたすこともあります。 シェーグレン症候群でも、慢性関節リウマチと類似の関節痛が現れることがありますが、関節の変形が生じることはありません。 | ||
| 乾燥性角結膜炎(KCS) | ||
| 涙液の分泌減少(ドライアイ)に伴って、角膜(黒目を中心とした部分)と結膜(白目部分)に炎症が起きる疾患です。 乾燥性角結膜炎(Keratoconjunctivitis sicca)を略してKCSと呼びます。 シェーグレン症候群の代表的症状として知られており、診断をする上での重要な要素となっています。 | ||
| 乾燥性気管支炎 | ||
| 気管粘膜にある分泌腺の機能低下があるために、気管支内の潤いが不足した状態の疾患です。 様々な原因で生じる疾患ですが、シェーグレン症候群では自己免疫による腺組織の傷害によって発症することがあり、症状として咳などが現れます。 | ||
| キャンディー(飴) | ||
| キャンディー(飴)を舐めることには唾液分泌を促進する効果があり、シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)に有効です。 ただし、シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)では、唾液分泌量の減少によって、本来唾液が果たしていた口腔内の清浄作用や殺菌作用が不十分になり、慢性的に虫歯などの歯周病になりやすい状態となっていますので、虫歯を促進する砂糖入りのものはすすめられません。総入歯の場合は問題ありません。 | ||
| QOL(キュー・オー・エル) | ||
| 英語のクオリティ・オブ・ライフ(Quality of life)の略で、医学的には、患者さんの「生活の質」を意味します。疾患には、様々な苦痛と障害が伴いますが、これらが軽減されて患者さん自身が何らかの満足感を得ている状況を「QOLが向上した」と言います。 近年では、治療効果を判定する項目としても採用されるようになってきており、医学界でもたいへん重要視されている概念です。 | ||
| 強直性脊椎炎 | ||
| リウマチ性疾患の一種で、腰〜背中のこわばり感と痛みで発症し、やがて脊椎が強直して曲げたり伸ばしたりできなくなります。ウィルスや細菌の感染の他、遺伝的な素因も影響することが言われています。 | ||
| 強皮症(きょうひしょう) =全身性硬化症 | ||
| 膠原病に属する皮膚が硬化する疾患で、四肢末端から症状が発生します。レイノー現象※と呼ばれる皮膚の異常症状がよく起るのが特徴です。同時に、全身の臓器にも、線維化とよばれる変性が生じることによって障害が発生します。
英語名のSystemic sclerosis sclerodermaを略して、SScと呼ぶこともあります。 シェーグレン症候群を合併することがあります。
※レイノー現象:冷感、温感、感情の起伏などに対して四肢が敏感に反応して蒼白になり、次いで紫色になって、ピリピリしたり痛んだりする皮膚の血流の異常症状。 |
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| 偽リンパ腫 | ||
| リンパ節が腫れて悪性リンパ腫と似た病態を示しますが、リンパ腫とは異なり、正常リンパ系細胞が異常増殖している状態です。 シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 筋炎 | ||
| 筋肉にリンパ球浸潤による炎症が生じて、筋肉の痛みや筋力の低下などが現れる疾患の総称です。 シェーグレン症候群を合併することがあります。 | ||
| 金製剤(金チオリンゴ酸ナトリウム) | ||
| 抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が中程度の薬剤に分類されます。 通常、投与開始後2〜3ヶ月で効果が現れてきます。 経口剤の効力は、注射剤と比べると若干低くなります。
<代表商品> 注射剤:シオゾール(シオノギ製薬) 経口剤:リドーラ(スミスクラインビーチャム製薬) |
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| クオリティ・オブ・ライフ(QOL) | ||
| 英語のQuality of lifeのことで、医学的には、患者さんの「生活の質」を意味します。疾患には、様々な苦痛と障害が伴いますが、これらが軽減されて患者さん自身が何らかの満足感を得ている状況を「QOLが向上した」と言います。 近年では、治療効果を判定する項目としても採用されるようになってきており、医学界でもたいへん重要視されている概念です。 | ||
| クラッカーサイン | ||
| クラッカー、トースト、せんべいなど、乾いた食物が水分の補給なしでは食べにくいという症状のことです。 | ||
| 蛍光色素試験 (フルオレセイン染色) | ||
| 眼球表面の状態を調べる検査方法で、眼乾燥症(ドライアイ)の診断に用いられます。 実際の試験にあたっては、フルオレセインと呼ばれる蛍光色素を点眼し、これを細隙灯顕微鏡で観察します。異常を有する場所が緑色に染色されている様子が確認できるため、眼球表面の損傷具合を評価することができます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| KCS(ケー・シー・エス) | ||
| 乾燥性角結膜炎(Keratoconjunctivitis sicca)の略称で、涙液の分泌減少(ドライアイ)に伴って、角膜(黒目を中心にした部分)と結膜(白目部分)に炎症が起きる疾患です。 シェーグレン症候群の代表的症状として知られており、診断をする上での重要な要素となっています。 | ||
| 血液免疫内科 | ||
| 白血病や悪性リンパ腫などの血液系腫瘍、血友病や貧血などの血液疾患、特殊な感染症、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患を専門領域としています。 | ||
| 血球減少症 | ||
| 赤血球、白血球、血小板など、血液中の成分が減少している状態です。様々な疾患で生じますが、シェーグレン症候群でも起ることがあります。 | ||
| 血清クレアチニン値 | ||
| 血清(血液から血球成分とフィブリノーゲンというたんぱくを除いた分画)中に含まれるクレアチニンという物質の量のことで、腎機能検査の指標として用いられる値です。値が上昇すると腎機能の障害があります。 物質自体は、筋肉中に多く含まれるクレアチンという物質が分解して生成するもので、通常は老廃物として腎臓でろ過されて尿中に排泄されています。ところが、腎臓に障害があると、このろ過機能が低下するため、本来尿中に排泄されるはずのクレアチニンが体内に残るという現象が生じます。 | ||
| ケトプロフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> カピステン(キッセイ薬品) メナミン(中外製薬) オルヂス(北陸製薬) |
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| 原発性(一次性)シェーグレン症候群 | ||
| 膠原病を合併していないシェーグレン症候群のことです。 一方、慢性関節リウマチ等の膠原病を合併している場合は、続発性(二次性)シェーグレン症候群と呼びます。 両者の割合(原発性:続発性)は、ほぼ1:1であることがわかっていましたが、近年、シェーグレン症候群の認知度が上がったことにより、原発性シェーグレン症候群の方が2〜3倍多くなっています。 | ||
| 原発性胆汁性肝硬変(PBC) | ||
| 肝臓内に慢性炎症と線維化と呼ばれる組織の変性が生じることで胆汁排泄障害などが生じる疾患です。Primary biliary cirrhosisを略してPBCと呼称することもあります。 皮膚のかゆみや黄疸とともに、血中アルカリホスファターゼ値の上昇、ビリルビン値の上昇などの血液検査項目に異常が見られるようになるのが特徴です。また、症状のないものを無症候性PBCと呼び、予後は良好なのが特徴です。 シェーグレン症候群に合併をすることがあります。 | ||
| 抗Ro/SS-A抗体 | ||
| シェーグレン症候群の患者さんの血液中によく見られる自己抗体の一種です。シェーグレン症候群での陽性率は約70%であり、全ての患者さんに検出されるわけではありません。また、他の疾患でも検出されることがあるため、専門医が他の検査項目の結果などを見ながら総合的に解釈をする必要があります。 シェーグレン症候群診断基準の一項目として、この抗Ro/SS-A抗体もしくは抗La/SS-B抗体が陽性であることが盛り込まれています。 | ||
| 抗La/SS-B抗体 | ||
| シェーグレン症候群の患者さんの血液中によく見られる自己抗体の一種です。シェーグレン症候群での陽性率は約30%であり、全ての患者さんに検出されるわけではありません。他の疾患で検出されることはあまりありませんが、専門医が他の検査項目の結果などを見ながら総合的に解釈をする必要があります。 シェーグレン症候群診断基準の一項目として、この抗La/SS-B抗体もしくは抗Ro/SS-A抗体が陽性であることが盛り込まれています。 | ||
| 抗炎症剤 | ||
| 「非ステロイド性抗炎症剤」、「副腎皮質ステロイド剤」に大別され、それぞれ様々な治療剤が存在しています。 炎症は、原因(疾患)の種類や重症度によって多彩な病態を示すため、適切な治療剤を専門医が吟味し、治療経過を見ながら投薬の継続や変更・中止などをコントロールすることが肝要と考えられます。 | ||
| 抗核抗体 | ||
| 自己免疫疾患の患者さんの血液中によく見られる自己抗体(自分の組織に対する抗体)の一種で、細胞の核の成分に対してできる自己抗体の総称です。 シェーグレン症候群と関連する抗核抗体の中に、抗Ro/SS-A抗体と抗La/SS-B抗体があり、診断基準に採用されています。 | ||
| 高ガンマグロブリン血症性紫斑 | ||
| シェーグレン症候群に見られる症状で、皮膚に紫斑(しはん)と呼ばれる点状の出血斑が多数現れます。発生部位としては、両足の膝下から足元にかけて現れることが多いのが特徴です。 血液中にガンマグロブリンと呼ばれる免疫作用に関係する抗体たんぱくが過剰に産生されて血管に炎症が生じ、この様子が皮膚に現れたのが点状の出血斑です。 | ||
| 口腔乾燥症(ドライマウス) | ||
| 唾液の分泌減少により、口腔内が異常に乾燥している状態のことです。 代表的な自覚症状としては、「口が乾く」「口が痛む」「虫歯が多くなった」「飲水が増えた(外出時水筒を携帯する、夜間に飲水のために起きる等)」「乾いた食物が食べにくい」「会話が長く続けられない」などがあります。 シェーグレン症候群の代表的自覚症状の一つであり、診断する上での重要な要素となっています。 | ||
| 膠原病 | ||
| 体の細胞と細胞とを結合させている組織を結合組織といい、この結合組織には膠原線維と呼ばれる成分が含まれています。この膠原組織にフィブリノイド変性や粘液性膨化が生じるという共通の特徴を有する疾患群の総称を「膠原病」と呼んでいます。すなわち、膠原病とは単一の疾患をさすのではなく、病変の成立が共通した組織に生ずる複数の疾患を示しています。 古典的膠原病として知られている代表的な疾患として、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎、混合性結合織疾患、血管炎などがあります。 シェーグレン症候群は、膠原病類似疾患に属し、しばしば他の膠原病を合併するのが特徴です。 | ||
| 膠原病内科 | ||
| 慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの膠原病やシェーグレン症候群などの膠原病類似疾患を専門的に診断・治療する診療科です。 膠原病は自己免疫疾患ですので、免疫学を専門にしている医師達です。 | ||
| 口唇小唾液腺生検 (リップ・バイオプシー) | ||
| 口唇の切開により小唾液腺を採取し、これを顕微鏡下で評価する検査です。英語名lip biopsy(リップバイオプシー)と呼ぶこともあります。 唾液腺が自己免疫によって損傷を受けるシェーグレン症候群では、この検査によって免疫細胞の一種であるリンパ球が唾液腺組織に浸潤している状態が確認され、グレード(程度)も評価することができます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| 好中球 | ||
| 免疫作用を担う白血球の一種です。 体内に侵入した病原菌などの異物(抗原)を取り込んで消化させるという、食作用と呼ばれる機能を有しています。ある程度の食作用を発揮すると自らは死滅してしまいます。 | ||
| 抗リウマチ薬(DMARDs) | ||
| 疾患修飾性抗リウマチ薬を意味し、英語のDisease modifying anti-rheumatic drugsを略してディーマーズ(DMARDs)と呼ぶこともあります。一般に、効果が投与後1〜3ヶ月後くらいから現れるのが特徴です。 古くから使用されている代表的なものに金製剤(金化合物の注射剤)がありますが、近年様々な薬剤が開発されています。 非ステロイド性抗炎症薬が症状の軽減を主目的としているのに対し、疾患の活動性自体を制御する点が大きく異なります。 | ||
| コクラン共同計画 (The Cochrane Collaboration) | ||
| 医療関係者及び患者さんに対して、EBM(Evidence-Based Medicine:科学的根拠に基づく医学)のさらなる浸透と普及を図ろうという計画です。コクランという名前は、この計画を提唱したアーチー・コクラン(英国:1909-1988)を記念して付けられています。 活動は、インターネットの普及とともに世界中へ急速に広まりつつあり、日本にも支部が設立されています。膠原病関連の情報については、次のURLで公開されています。 http://www.nihs.go.jp/dig/cochrane/jp/revabstr/jp/musculor.htm | ||
| COX(シクロオキシゲナーゼ) | ||
| 生体内でアラキドン酸からプロスタグランジン(炎症の四大徴候である局所の発赤、熱感、腫脹、疼痛を生じる物質)が合成される際に関与している酵素の一つで、COXはシクロオキシゲナーゼの略称です。 非ステロイド性抗炎症薬は、この酵素反応(シクロオキシゲナーゼの作用)を阻害することでプロスタグランジンの生成を抑制し、炎症や痛みを抑えるという共通の作用機序を有しています。 | ||
| COX-2阻害剤 | ||
| シクロオキシゲナーゼ(COX)は、生体内でアラキドン酸からプロスタグランジン(炎症の四大徴候である局所の発赤、熱感、腫脹、疼痛を生じる物質)が合成される際に関与している酵素の一つで、さらに分類すると、COX-1とCOX-2という2種類に分けられます。 このCOX-2のみを選択的に阻害する薬は、胃腸障害が軽減された新しいタイプの非ステロイド性抗炎症薬として期待をされており、今後日本でも普及していくことが予想されます。 | ||
| コラーゲンロット | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)による涙液不足を補う方法の一つです。 具体的には、涙点と呼ばれる涙が排出される場所を、コラーゲンロッドと呼ばれる可溶性(いずれ溶けてしまう性質)で桿状の乾燥コラーゲンを埋め込むことで閉鎖させ、涙液を眼に貯留させます。 | ||
| 混合性結合組織病(MCTD) | ||
| 膠原病である全身性エリテマトーデス、強皮症(全身性硬化症)、多発性筋炎・皮膚筋炎が同一患者に同時あるいは経過とともに現れる疾患です。英語名Mixed connective tissue diseaseを略して、MCTDと呼ぶこともあります。 | ||
| コンプライアンス | ||
| 和訳すると、「従うこと」ということになりますが、「正しく指示どおりに服薬をする」ことを示します。すなわち、正しく服薬している状況を「コンプライアンスが良好である」というように表現します。 指示通りに服薬することは常に大切ですが、慢性関節リウマチをはじめとした自己免疫疾患では強い作用の薬が処方されることが多いため、特に注意が必要です。また、薬に関しては、主治医もしくは薬剤師に積極的に相談をすることが肝要で、自己判断で中止しないことが大切です。 | ||
さ行 |
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| サイトカイン | ||
| 細胞などが分泌する生理作用を有した様々な物質の総称で、免疫細胞が分泌する様々な物質が中心的役割を果たしています。代表的な物質として、「インターフェロン」「インターロイキン」があります。 | ||
| 細胞性免疫 | ||
| リンパ球を中心にした免疫担当細胞による免疫システムのことです。抗原を直接的に攻撃します。 免疫担当細胞には、異物を自ら取り込んで消化する「食細胞」、免疫活性物質を放出する特殊な「リンパ球」などが複数存在し、多段階増幅的に免疫系が活性化されるようになっています。 | ||
| 酢酸コルチゾン | ||
| 作用時間が短いタイプに属する副腎皮質ステロイドです。 副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも弱めです。 | ||
| サクソンテスト | ||
| 本検査専用のガーゼを口内に含み、一定の速度で2分間に120回ガーゼを噛むことで分泌される唾液量を測定します。唾液量の測定にあたっては、重量(g:グラム)で評価を行います。この試験方法により、唾液分泌量が2分間に2g以下であった場合には、異常(口腔乾燥症:ドライマウス)と判定されます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。同様な検査に、ガムを用いて唾液分泌量を測定する「ガムテスト」という方法があり、いずれかを選択することがシェーグレン症候群の診断基準で規定されています。 | ||
| サラゾスルファピリジン | ||
| 抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が中程度の薬剤に分類されます。 通常、投与開始後1〜2ヶ月で効果が現れてきます。 <代表商品> アザルフィジンEN(参天製薬) |
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| サリグレン | ||
| シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)を改善する新しい薬剤です。唾液腺にあるM3型ムスカリン受容体を刺激することで、唾液の分泌を促進します。
<代表商品> サリグレン(日本化薬) |
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| サリチル酸誘導体 | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬の中で、サリチル酸という物質に化学構造が似ている薬剤群のことです。代表的なものに、「アスピリン」が挙げられます。 | ||
| サルコイドーシス | ||
| 肺、肺周辺のリンパ腺、眼、皮膚、心臓などの組織にマクロファージやリンパ球が浸潤するために、肉芽腫と呼ばれる組織の塊ができる全身性の疾患です。 自然に治ってしまうことも多いのですが、専門医の受診が必要です。 シェーグレン症候群を合併することがあります。 | ||
| ザルトプロフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ソレトン(日本ケミファ) |
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| CRP(シー・アール・ピー) | ||
| 慢性関節リウマチなどの炎症性疾患を罹ったとき血液中に増加してくるたんぱく質で、C-反応性たんぱく(C-reactive protein)の略称です。 炎症が重症化するほど高値を示し、診断や治療経過における炎症の程度の指標として用いられています。 | ||
| GOT,GPT (AST,ALT) | ||
| ともに、トランスアミナーゼと呼ばれる生体組織に広く分布している酵素ですが、肝臓に傷害が起きると血液中に漏出して検出される量が増加するため、肝機能検査の指標として用いられます。最近では、AST,ALTと呼ぶこともあります。肝臓病のみならず、副作用として肝臓に傷害を与える薬もあるため、薬を長期にわたって服用する際には、定期的にこの値をモニターする必要があります。
◆GOT(AST)正常値:40以下 ◆GPT(ALT)正常値:40以下 |
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| シェーグレン博士 (ヘンリック・シェーグレン) | ||
| スウェーデンの眼科医であったヘンリック・シェーグレン博士(1899-1986)は、眼乾燥症(ドライアイ)の患者さんが、慢性関節リウマチを同時に患っていることが多いことに気づきました。さらに、口腔乾燥症(ドライマウス)を発症していることが多い点にも気づき、これら一連の乾燥症状が慢性関節リウマチなどの全身性疾患の一症状であることを論文にまとめました。この業績が後に評価され、疾患名には彼の名が付けられました。 | ||
| シェーグレン症候群患者数 | ||
| シェーグレン症候群の年間受療患者数は約1万7千人※ですが、専門医の間では、実際の患者数は10〜30万人ではないかとの意見もあります。 ※厚生省特定疾患自己免疫疾患調査研究班(1993年) |
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| シェーグレン症候群専門医 | ||
| シェーグレン症候群の臨床症状には様々なものがあるため、専門医の所属診療科も複数にわたっています。具体的には、内科系(膠原病内科、リウマチ内科、血液内科、一般内科等)、眼科、皮膚科、耳鼻科、歯科・口腔外科などに専門医がいますが、医療機関によって状況は異なっています。 詳細については、当サイト「シェーグレン症候群専門医リスト」をご参照下さい。 | ||
| シェーグレン症候群-病期 I | ||
| 原発性シェーグレン症候群(膠原病の合併がないシェーグレン症候群)のうち、涙腺、唾液腺等の腺組織にのみ病変を有する状態のことです。すなわち、乾燥症状のみを発症している状態です。 原発性シェーグレン症候群の約50%がこの状態に相当しています。 | ||
| シェーグレン症候群-病期 II | ||
| 原発性シェーグレン症候群(膠原病の合併がないシェーグレン症候群)のうち、涙腺、唾液腺等の腺組織以外にも病変を有する状態のことです。すなわち、乾燥症状以外の症状、臓器病変を発症している状態です。 原発性シェーグレン症候群の約45%がこの状態に相当しています。 | ||
| シェーグレン症候群-病期 III | ||
| 原発性シェーグレン症候群(膠原病の合併がないシェーグレン症候群)のうち、涙腺、唾液腺等の腺組織の病変(乾燥症状)以外の病変として、リンパ系の腫瘍を伴っている状態のことです。 原発性シェーグレン症候群の約5%がこの状態に相当しています。 | ||
| 耳下腺腫脹 | ||
| 耳下腺(耳の前下方にある唾液分泌腺)が腫れ上がっている状態で、おたふく風邪様に顔面(ほお)が膨れたようになることもあります。 シェーグレン症候群の乾燥症状にともなって現れることがあり、免疫が成立すると再発をしないおたふく風邪とは異なって、腫脹が繰り返し起るのが特徴です。 | ||
| 色素沈着 | ||
| 皮膚の紅斑、発疹などが治癒した後などに皮膚に残る褐色の色素のことです。 | ||
| シクロオキシゲナーゼ(COX) | ||
| 生体内でアラキドン酸からプロスタグランジン(炎症の四大徴候である局所の発赤、熱感、腫脹、疼痛を生じる物質)が合成される際に関与している酵素の一つで、COXはシクロオキシゲナーゼの略称です。 非ステロイド性抗炎症薬は、この酵素反応(シクロオキシゲナーゼの作用)を阻害することでプロスタグランジンの生成を抑制し、炎症や痛みを抑えるという共通の作用機序を有しています。 | ||
| シクロスポリン | ||
| 免疫を抑制する薬剤で、臓器移植後の拒絶反応抑制や一部の自己免疫疾患に使用されています。 抗リウマチ薬に属します。 <代表商品> サンディミュン、ネオーラル(ノバルティス) |
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| ジクロフェナクナトリウム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「フェニル酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ボルタレン(ノバルティス) |
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| シクロフォスファミド (サイクロフォスファミド) | ||
| 大量療法は血液悪性腫瘍の化学療法に使われますが、免疫を抑制する作用を有するために、自己免疫疾患に使用されることがあります。 <代表商品> エンドキサン(シオノギ製薬) |
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| 自己抗体 | ||
| 自己免疫疾患でよく見られます。 自分の組織(自己)に対する抗体のことで、「非自己」と「自己」との識別の調節機構に異常をきたしている自己免疫疾患では、自分の組織(自己)に対しても免疫が作動するようになり、本来ないはずの自分の組織(自己)に対する抗体が産生されるようになります。これが血液中に検出されるようになるため、重要な診断項目となります。 | ||
| 自己免疫疾患 | ||
| 自分自身の組織(自己)に対して免疫系が誤って反応するようになってしまい、そのためにその組織が損傷を受ける疾患のことです。免疫は本来、「自己」と「非自己」を識別し、「非自己」のみを攻撃・排除するように作用していますが、これらの免疫系の調節機構に異常をきたすと発症します。 シェーグレン症候群も自己免疫疾患の一つであり、異常な免疫作用で分泌腺や他の臓器などが損傷を受けるために様々な障害が発生します。 | ||
| 自己免疫性肝炎 | ||
| 肝臓に対して自己の免疫細胞が攻撃をかけ、そのことが原因で肝障害が生じる疾患です。肝臓に持続性の障害が生じ、しばしば他の自己免疫疾患を合併することが知られています。 シェーグレン症候群に合併をすることがあります。 | ||
| Sicca(シッカ) | ||
| 「乾燥」を意味します。 口腔乾燥症(ドライマウス)及び眼乾燥症(ドライアイ)という代表的乾燥症状の他、鼻腔の乾燥、気管粘膜の乾燥など、様々な乾燥症状を呈することがあるシェーグレン症候群のことを、Sicca syndromeと呼ぶこともあります。 | ||
| ジフルニサル | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、アスピリンと同じ、「サリチル酸系誘導体」の薬剤として分類されます。 <代表商品> トロビット(萬有製薬) |
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| Schirmer試験 (シャーマー試験もしくはシルマー試験) | ||
| 涙液の分泌量を測定する試験で、涙腺の機能を評価します。 実際の測定にあたっては、試験用のろ紙をまぶたにはさみ、その5分後に試験用の紙を外して、涙で濡れた部分の長さを測定します。 この試験方法により、涙で濡れた部分が5mm以下の場合は、異常(眼乾燥症:ドライアイ)と判定されます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| 若年性関節リウマチ | ||
| 一般に、16歳以下の子供に発症する関節リウマチのことです。病態の特徴から、繰り返す高熱とリウマチ疹(米粒大の発疹)を特徴とする「全身型」、慢性関節リウマチと似た症状を呈する「多関節炎型」、単一部位の関節炎を起す「少関節炎型」に大別されます。 いずれも成人の慢性関節リウマチに移行することが多いのですが、成長期に治療を要するということもあり、用いる薬剤の吟味など長期的視点に立った専門医の治療プログラムが必要となります。 | ||
| 真菌性関節炎 | ||
| 真菌(カビとよく似た菌)によって起る関節炎です。 代表的な例として、カンジダと呼ばれる真菌が挙げられます。 | ||
| 人工関節置換術 | ||
| 慢性関節リウマチの手術の中で最も多く行われている手術です。この手術では、病気の進行で破壊された関節を切除し、人工関節を埋め込みます。適応は、薬物をはじめとした他の治療法が無効な難治性の場合が中心となります。 | ||
| 人工唾液 | ||
| スプレー式の液体で、シェーグレン症候群による口腔乾燥症(ドライマウス)などに使用されます。 <代表商品> サリベート(帝人) |
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| 人工涙液・点眼薬 | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)に対して、涙液の補充や眼の表面を保護する目的で使用されます。 <代表商品> 人工涙液マイティア(武田薬品) コンドロン(科研製薬) ヒアレイン(参天製薬) ムコゾーム(参天製薬) |
||
| 腎尿細管性アシドーシス | ||
| 腎臓の尿細管と呼ばれる電解質調節を行っている器官に異常をきたし、体内の電解質バランスが崩れている状態の疾患です。実際の症状としては、筋肉の障害、骨の障害などが現れます。 様々な原因で生じる疾患ですが、シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 心膜炎 | ||
| 心臓の外膜に炎症が生じる疾患で、症状としては発熱、胸痛、動悸・息切れなどがあります。ウィルスや病原菌が心膜に感染した場合や自己免疫反応で起ります。 シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| ステップダウン・ブリッジ療法 | ||
| 慢性関節リウマチの治療に関して、抗リウマチ薬を用いる際の戦略の一つを示します。昔から標準的な治療戦略として考えられていたピラミッドモデル(薬剤を段階的に強めていく方法)とは全く逆の考え方で、治療初期の段階から一気に複数の抗リウマチ薬を副腎皮質ステロイドと併用する積極的な方法をとります。その後、段階的に強い効力の薬剤を減らしていき、最終的には弱い薬剤のみを残すという治療戦略です。 | ||
| ステロイド関節内投与 | ||
| 少量の副腎皮質ステロイド剤を患部(関節内)に直接注入する治療法です。1回注入したら、次回の投与までに数週間の間隔をあける必要があります。 局所的な効果が高まる治療法です。 | ||
| ステロイドパルス療法 | ||
| 超大量の副腎皮質ステロイド剤を短期間投与する方法です。具体的には、メチルプレドニゾロンを3日間連続で1000mg投与します。2〜3回繰り返すこともあります。 強い抗炎症効果と免疫抑制効果があります。 | ||
| ステロイド(ステロイドホルモン) | ||
| 化学的にステロイドと呼ばれる構造を有する化合物の総称で、ホルモンとしては、男性ホルモン、女性ホルモン、副腎皮質ホルモン(副腎皮質ステロイド)などがあります。 | ||
| スリンダク | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「インドール酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> クリノリル(萬有製薬) |
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| 整形外科 | ||
| 骨格系の疾患を診療する外科ですが、日本では歴史的に慢性関節リウマチを専門に診療している医師が多くいます。 | ||
| 生検(せいけん) | ||
| 診断のために組織の一部を採取して顕微鏡による病理組織学的検査を行うことです。英語のバイオプシー(Biopsy)と呼ぶこともあります。 顕微鏡による詳細な調査によって、より精密な診断が可能となります。 シェーグレン症候群でも、より正確な診断をするために、口唇小唾液腺組織や涙腺組織の小片を顕微鏡で検査することが必要です。 | ||
| 性交痛 | ||
| シェーグレン症候群の患者さんに性交痛の原因となる膣乾燥を訴える方が多くいますが、更年期障害やエストロゲンの減少など様々な原因で生じる症状ですので、原因の鑑別が必要です。 | ||
| 赤沈値(赤血球沈降速度) | ||
| 膠原病をはじめとした様々な炎症性疾患で値が上昇することが知られているため、この検査値が診断や治療経過における炎症の程度の指標として用いられています。炎症以外でも高値を示す疾患もあります。炎症性疾患の指標としては、CRPの方が有用です。
血液を細長いガラス管の中に入れ、さらに血液が固まらないようにする薬品を加えた状態にして、1時間あたり何mm赤血球が沈んでいくかを測定します。 ◆正常値:20mm以下 ◆慢性関節リウマチなど:50mm前後 ◆重症の炎症:70mm以上 |
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| 線維筋痛症 | ||
| 全身の広範囲あるいは局所の筋肉が痛む疾患です。慢性的な疲労感をともなうことが多く、不眠や不安感などの精神症状が現れることもあります。 疲労感が生じる点でシェーグレン症候群とは共通点があり、両者が合併することもありますが、頻度は高くありません。 | ||
| 腺外性シェーグレン症候群 (病期 II〜III) | ||
| 原発性シェーグレン症候群(膠原病の合併がないシェーグレン症候群)のうち、涙腺、唾液腺等の腺組織以外にも病変を有する状態のことです。すなわち、乾燥症状以外の症状、臓器病変を発症している状態です。 原発性シェーグレン症候群の約50%がこの状態に相当しています。 | ||
| 全身性エリテマトーデス | ||
| 膠原病に属する全身性の炎症症状を起こす自己免疫疾患で、若い女性患者の割合が高い特徴を有します(男性の約10倍)。しばしば、Systemic lupus erythematosusを略してSLEと呼ぶことがあります。鼻の付根部分から両ほおにかけて広がる紅色の皮疹が現れることが多く、ちょうど蝶が羽を広げたような形であることから、蝶形紅斑とよばれています。 シェーグレン症候群を合併することがあります。 | ||
| 全身性硬化症 =強皮症(きょうひしょう) | ||
| 膠原病に属する皮膚が硬化する疾患で、四肢末端から症状が発生します。レイノー現象※と呼ばれる皮膚の異常症状がよく起るのが特徴です。同時に、全身の臓器にも、線維化とよばれる変性が生じることによって障害が発生します。
英語名のSystemic sclerosis sclerodermaを略して、SScと呼ぶこともあります。 シェーグレン症候群を合併することがあります。 ※レイノー現象:冷感、温感、感情の起伏などに対して四肢が敏感に反応して蒼白になり、次いで紫色になって、ピリピリしたり痛んだりする皮膚の血流の異常症状。 |
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| 全身性疾患 | ||
| 病変が特定の臓器、部位・組織に限定されず、複数の箇所で現れる疾患のことです。 シェーグレン症候群もこうした全身性の病変を発症する疾患として知られており、眼乾燥症(ドライアイ)や口腔乾燥症(ドライマウス)などの代表的症状の他、様々な病変が報告されています。また、自覚症状が少ないケースもあるため、医師の診察が重要となります。 | ||
| 腺性シェーグレン症候群 (病期 I) | ||
| 原発性シェーグレン症候群(膠原病の合併がないシェーグレン症候群)のうち、涙腺、唾液腺等の腺組織にのみ病変を有する状態のことです。すなわち、乾燥症状のみを発症している状態です。 原発性シェーグレン症候群の約50%がこの状態に相当しています。 | ||
| Saw-tooth(ソウ・トゥース) | ||
| 和訳すると、「のこぎりの歯」ということになりますが、慢性関節リウマチの治療においては、抗リウマチ薬を用いる際の戦略の一つを示します。 一般に、1種類の抗リウマチ薬を長く使用していると、徐々に効果が減弱するという現象がみられます。そこで、効果が減弱するたびに別の抗リウマチ薬に切換えて投与していくというのが、この治療戦略の概要です。病気の活動性は、のこぎりの歯のように寛解と増悪を繰り返しますが、長期に渡って安定的で良好なコントロールが可能になることが期待されています。 | ||
| 続発性(二次性)シェーグレン症候群 | ||
| 慢性関節リウマチを含めた他の膠原病を合併しているシェーグレン症候群のことです。 一方、膠原病を合併していない場合は、原発性(一次性)シェーグレン症候群と呼びます。 両者の割合(原発性:続発性)は、ほぼ1:1であることがわかっていましたが、近年、シェーグレン症候群の認知度が上がったことにより、原発性シェーグレン症候群の方が2〜3倍多くなっています。 | ||
た行 |
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| 液性免疫 | ||
| 免疫グロブリン(抗体:IgG、IgM、IgA、IgE、IgD)によって行われる免疫反応のことです。 | ||
| 対症療法 | ||
| 疾患の症状を緩和、制御する治療法です。 シェーグレン症候群のように根治療法が確立されていない疾患においては、「生活の質を向上」させ、「疾患とうまく共存していく」という面から、症状の緩和、制御を目的とした様々な治療が行われます。 | ||
| 唾液腺(大唾液腺と小唾液腺) | ||
| 口腔内に唾液を分泌する器官です。 耳下腺、顎下腺、舌下腺をあわせて大唾液腺と呼び、ここから大部分の唾液が分泌されます。また、口腔粘膜から咽頭にかけて数百個の小さい唾液腺があり、小唾液腺と呼びます。 | ||
| 唾液腺シンチグラフィー | ||
| 生体内に対する影響の少ないタイプの放射性同位元素(ラジオアイソトープ)を用いて、唾液腺の機能を検査する方法です。 実際の測定にあたっては、放射性同位元素を静脈内に注射し、その後口腔内及び唾液腺における放射性同位元素の分布・集積状況を専用のカメラで撮影することで、唾液腺の機能を確認することができます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| 唾液腺造影 | ||
| 大唾液腺(耳下腺)に造影剤を注入して、直ちにその部分をX線撮影する検査です。この検査方法には所定の判定基準があり、この基準で定められるステージ I(直径1mm未満の小点状陰影)以上の所見が認められた場合には異常と判定されます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| 唾液分泌量検査 | ||
| 唾液腺から分泌される唾液量を検査し、客観的な数値をもって評価することは、シェーグレン症候群の診断に欠かすことのできない検査です。 具体的な方法としては、「ガムテスト」と「サクソンテスト」と呼ばれる検査があります。前者は、ガムを噛んでその間に分泌される唾液量を測定し、後者は試験専用のガーゼを口内で噛んでその間に分泌される唾液量を測定します。 | ||
| 多発性筋炎 | ||
| 膠原病に属し、筋肉内にリンパ球浸潤による炎症が生じて、筋肉の痛み、筋力の低下を主症状とする疾患です。 シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 多発性神経炎 | ||
| 末梢神経障害の一種です。多発性に生じ、四肢末端のしびれ、感覚低下、疼痛などが症状として現れ、症状の程度や経過には様々なケースがあります。 まれにシェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 単核細胞 | ||
| 免疫細胞の一種で、リンパ球、大食細胞、形質細胞など、数種類のものがあります。 自己免疫疾患であるシェーグレン症候群では、唾液腺や涙腺などの体液分泌腺に、リンパ球を中心にした単核球が浸潤し、損傷を受けている状態が顕微鏡を用いた検査で確認することができます。 | ||
| チアプロフェン酸 | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> スルガム(アベンティス) |
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| チアラミド | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「塩基性」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ソランタール(藤沢薬品) |
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| 膣炎 | ||
| シェーグレン症候群の患者さんに膣炎の原因となる膣乾燥を訴える方が多くいますが、更年期障害やエストロゲンの減少など様々な原因で生じる症状ですので、原因の鑑別が必要です。 | ||
| 膣乾燥 | ||
| シェーグレン症候群の患者さんにこの症状を訴える方が多くいますが、更年期障害やエストロゲンの減少など様々な原因で生じる症状ですので、原因の鑑別が必要です。 | ||
| 膣乾燥用・水溶性潤滑剤 | ||
| 膣乾燥用の潤滑剤は、一般の薬局で市販されています。 膣乾燥による性交痛を軽減させるために使用されています。 | ||
| 中枢神経系 | ||
| 脳及び脊髄部分の神経系統の総称です。 | ||
| 蝶形紅斑 | ||
| 全身性エリテマトーデスの患者さんによく見られる皮膚症状で、鼻の付根部分から両ほおにかけて紅色の皮疹が広がったようになります。ちょうど蝶が羽を広げたような形であることから、このように呼ばれています。 | ||
| TNF(ティー・エヌ・エフ) | ||
| 免疫細胞を中心とした様々な細胞から分泌される生理作用を有したたんぱく(サイトカイン)の一種で、腫瘍壊死因子(Tumor necrosis factor)を略してこのように呼びます。腫瘍を選択的に攻撃・傷害する生体内の物質として発見されましたが、その後の研究で免疫作用や炎症作用など、様々な生理作用に関与していることが明らかになりました。 慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患では、この物質が過剰に作用して関節病変を悪化させていることがわかっており、TNFの作用を抑制させる物質が治療薬として期待されています。 | ||
| T細胞 | ||
| 免疫系の中心を担うリンパ球の一種で、異物(抗原)に対して抗体産生の指令を出す「ヘルパーT細胞」、実際に攻撃をする「キラーT細胞」、攻撃の抑制をする「サプレッサーT細胞」などがあります。 一般に、リンパ球はT細胞とB細胞に大別され、B細胞はT細胞からの指令を受けて異物(抗原)に対する抗体(IgG、IgM、IgA、IgE、IgD)を産生しています。 | ||
| DMARDs(ディーマーズ) | ||
| 英語のDisease modifying anti-rheumatic drugsの略で、疾患修飾性抗リウマチ薬を意味します。一般に、効果が投与後1〜3ヶ月後くらいから現れるのが特徴です。 古くから使用されている代表的なものに金製剤(金化合物の注射剤)がありますが、近年様々な薬剤が開発されています。 非ステロイド性抗炎症薬が症状の軽減を主目的としているのに対し、疾患の活動性自体を制御する点が大きく異なります。 | ||
| デキサメタゾン | ||
| 作用時間が長時間のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。 副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも強力で速効性です。 | ||
| テノキシカム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「オキシカム系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> チルコチル(日本ロシュ) |
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| 特定疾患の医療費助成 | ||
| 国または地方自治体が指定する特定の難病に対して、医療費を公費で助成してくれるシステムです。 シェーグレン症候群では、平成13年7月現在、1都2県(北海道、東京都、富山県)で医療費助成がされています。 | ||
| ドライアイ(眼乾燥症) | ||
| 涙液の分泌減少により、目が異常に乾燥している状態のことです。涙液には、目の表面を保護するなどの重要な役割があるために、涙液減少によって様々な障害が生じます。 代表的な自覚症状としては、「目がころころする」「目が疲れる」「まぶしい」「目やにがたまる」「悲しい時でも涙が出ない」などがあります。 テレビ、OA機器を長時間操作した場合などに生じますが、シェーグレン症候群の代表的自覚症状の一つであり、診断する上での重要な要素となっています。 | ||
| ドライマウス(口腔乾燥症) | ||
| 唾液の分泌減少により、口腔内が異常に乾燥している状態のことです。 代表的な自覚症状としては、「口が乾く」「口が痛む」「虫歯が多くなった」「飲水が増えた(外出時水筒を携帯する、夜間に飲水のために起きる等)」「乾いた食物が食べにくい」「会話が長く続けられない」などがあります。 シェーグレン症候群の代表的自覚症状の一つであり、診断する上での重要な要素となっています。 | ||
| トリアムシノロン | ||
| 作用時間が中程度のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。 副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも中程度です。 | ||
| トルフェナム酸 | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「アントラニール酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> クロタム(大鵬薬品) |
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| トルメチンナトリウム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「ヘテロ環酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> トレクチン(大日本製薬) |
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な行 |
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| ナブメトン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「ナフタレン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> レリフェン(三和化学) |
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| ナプロキセン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ナイキサン(田辺製薬) |
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| 日本リウマチ財団 | ||
| 日本リウマチ財団では、一定の研修プログラムを修了した医師(登録医)のいる施設を一般公開しています。 同財団のホームページ http://www.rheuma-net.or.jp | ||
| 熱焼灼(ねつしょうしゃく) | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)による涙液不足を補う方法の一つです。 具体的には、涙点と呼ばれる涙が排出される場所を、麻酔下に熱した小器具を用いて焼灼することで閉鎖させ、涙液を眼に貯留させます。 | ||
は行 |
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| バイオプシー(Biopsy) | ||
| 診断のために組織の一部を採取して顕微鏡による病理組織学的検査を行うことです。「生検」(せいけん)と呼ぶこともあります。 顕微鏡による詳細な調査によって、より精密な診断が可能となります。 シェーグレン症候群でも、より正確な診断をするために、口唇小唾液腺組織や涙腺組織の小片を顕微鏡で検査することが必要です。 | ||
| 肺線維症 | ||
| 間質性肺炎(肺胞と肺胞の間にある間質と呼ばれる部分にリンパ球を中心とした細胞浸潤が生じて炎症が起きている状態)の病状が進行した状態です。肺組織内に硬く線維化した部分が増えた状態になり、肺機能の低下による呼吸障害が生じます。 様々な原因で生じる疾患ですが、シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 麦門冬湯(ばくもんどうとう) | ||
| 咳を鎮め、痰を除去する作用を有する漢方薬です。 シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)において、唾液分泌を増加させるとする報告もあります。
<代表商品> ツムラ麦門冬湯(ツムラ) マツウラ麦門冬湯(カネボウ) |
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| 橋本 策(はしもと・はやり) | ||
| 慢性甲状腺炎(橋本病)の発見者です(1881-1934)。 1911〜1912年にかけて、甲状腺にリンパ腫様のリンパ球浸潤が著しい病変を有する疾患を発見し、この特徴を論文にまとめて学会誌に発表しました。後にこの業績が国際的に評価されて、疾患名には彼の名前が付けられました。 | ||
| 橋本病(慢性甲状腺炎) | ||
| 自己免疫系が甲状腺を攻撃して障害が起きる自己免疫疾患の一種です。発症すると特異的な自己抗体(自分の甲状腺組織に対する抗体)が血中に出現するのが特徴で、甲状腺機能は徐々に低下します。他の自己免疫疾患を合併することが多いことも知られています。 シェーグレン症候群に合併をすることがあります。 | ||
| 白血球 | ||
| 免疫系の中心的役割を果たす細胞で、異物を取り込む「食作用」、感染部に移動・集合していく「遊走作用」などが特徴です。 ただし、「白血球」というのは、いくつかの免疫細胞群の総称です。具体的には、「好中球」「好酸球」「好塩基球」「リンパ球」「単球」など、数種類の免疫細胞群をまとめてこのように呼んでいます。 | ||
| バファリン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬の代表的薬剤である「アスピリン」と、「ダイアルミネート」という胃薬を2層に混和させた配合剤の商品名です。 | ||
| パラフィン | ||
| 炭化水素の総称ですが、通常は熱を加えると溶けやすいものを指します。 医療用の製品が一般の薬局で市販されており、強皮症(全身性硬化症)の指や慢性関節リウマチの患部を温める「パラフィン浴」をする際などに用いられます。 | ||
| 唾液腺ホルモン製剤 | ||
| 哺乳動物から抽出した唾液腺ホルモンを医薬品にしたもので、初期老人性白内障及び進行性指掌角皮症の治療薬として用いられます。 <代表商品> パロチン(帝国臓器) |
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| ハロプレドン (酢酸ハロプレドン) | ||
| 慢性関節リウマチにおける関節内注入療法用の副腎皮質ステロイドです。 <代表商品> ハロアート(大鵬薬品) |
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| ヒアルロン酸ナトリウム・関節内注入剤 | ||
| 変形性関節症の治療に用いられる薬剤で、患部の関節内に薬剤を直接注入して用いられます。関節組織及び関節軟骨部の被覆・保護作用によって効力を発揮します。
<代表商品> アルツ(科研製薬) |
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| PBC(ピー・ビー・シー) | ||
| 原発性胆汁性肝硬変(Primary biliary cirrhosis)の略称で、肝臓内に慢性炎症と線維化と呼ばれる組織の変性が生じることで胆汁排泄障害などが生じる疾患です。 皮膚のかゆみや黄疸とともに、血中アルカリホスファターゼ値の上昇、ビリルビン値の上昇などの血液検査項目に異常が見られるようになるのが特徴です。また、症状のないものを無症候性PBCと呼び、予後は良好なのが特徴です。 シェーグレン症候群に合併をすることがあります。 | ||
| B細胞 | ||
| 液性免疫を担うリンパ球の一種で、T細胞からの指令を受けて、異物(抗原)に対する抗体(IgG、IgM、IgA、IgE、IgD)を産生し、攻撃をします。 | ||
| 皮下結節(リウマチ結節) | ||
| 皮膚の下にできる1〜2cmほどの固いしこりで、慢性関節リウマチの患者さんの約10%に見られる症状です。肘、膝、かかとなどに生じることが多く、痛みがない点が特徴です。また、大きさが縮小したり、消失することがあります。 | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) | ||
| アスピリン、インドメタシンに代表される副腎皮質ステロイドに属さない抗炎症薬の総称で、英語名Nonsteroidal anti-inflammatory drugsを略して、エヌセイズ(NSAIDs)と呼ぶこともあります。数多くのものが開発されており、作用時間、作用の強さなどの効力に関して様々の薬剤があります。 全般的に、抗炎症作用は副腎皮質ステロイドに比べると効力は弱めで、解熱・鎮痛作用をあわせもっているものも多く存在しています。また、使用に際しては、胃粘膜など消化管に対する副作用に注意を要します。 | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬の座薬 | ||
| 肛門に挿入する形の薬で、非ステロイド性抗炎症薬でもいくつかの製品が発売されています。 長所としては、胃腸を通らないで直接吸収されることによる速効性が挙げられます。一方、短所としては、直腸粘膜の刺激によって軟便や下痢が生じることがある点、慢性関節リウマチなどで関節機能障害を有している場合には薬の肛門への挿入操作が困難な点が挙げられます。 | ||
| ヒト白血球抗原(HLA) | ||
| ヒトの白血球表面上にあるたんぱく質であり、遺伝子によって人それぞれの型が決まります。血液型は、赤血球の型によって分類されていますが、これとほぼ同様の概念です。英語名Human Leukocyte Antigenを略して、HLAと呼ぶのが一般的です。 シェーグレン症候群や慢性関節リウマチの発生機序との関連が示唆されており、研究が進められています。 | ||
| ヒドロコルチゾン | ||
| 作用時間が短いタイプに属する副腎皮質ステロイドです。 副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも弱めです。 | ||
| 皮膚乾燥症 | ||
| 皮膚面の異常乾燥が生じている状態です。 シェーグレン症候群で起るかどうかは難しいところです。 神経疾患、内分泌疾患、老人性掻痒症など、いろいろな原因があります。 | ||
| 皮膚筋炎 | ||
| 膠原病に属し、筋肉内にリンパ球浸潤による炎症が生じて、筋肉の痛み、筋力の低下の他に、紅斑や隆起性発疹など特徴的な皮膚病変を主症状とする疾患です。 シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 非ホジキンリンパ腫 | ||
| 体内のリンパ組織 ※に腫瘍ができる疾患です。すなわち、リンパ腫の一つです。 リンパ腫瘍は、「ホジキン病」と「非ホジキンリンパ腫」に大別され、診断基準や治療法が異なっています。日本人では「非ホジキンリンパ腫瘍」の割合が高く、逆に欧米人では「ホジキン病」の割合が高くなっています。
※リンパ組織:扁桃腺、頸部、わきの下、足の付け根など比較的体の表面に近い所から、脾臓、消化器など臓器に至るところまで、体内の様々な場所に存在する免疫を司る組織。 |
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| びまん性疼痛症候群 | ||
| 多種のリウマチ性疾患が含まれ、関節以外の筋・骨格痛を主体とする疾患群です。 | ||
| ピラミッドモデル | ||
| 慢性関節リウマチの治療に関して、抗リウマチ薬を用いる際の戦略の一つを示します。昔から提唱されている手法で、副作用が少ない効力が弱めの抗リウマチ薬から順に投与していき、段階的に抗リウマチ薬の種類を強めていくという考え方です。 長い間、標準的な方法として考えられていましたが、現在では最初から強い薬剤を用いる手法などの他の理論も提唱され、実施されるようになりました。 | ||
| ピロカルピン | ||
| 現在、緑内障用の点眼薬として局所部位に使用されています。 唾液腺、涙腺などの刺激作用が期待され、米国ではシェーグレン症候群の乾燥症状の内服治療薬としてFDA(米国食品医薬局)に認可されています。日本でも同様の内服治療薬として応用することが検討されています。 | ||
| ピロキシカム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「オキシカム系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> バキソ(富山化学) フェルデン(ファイザー製薬) |
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| 貧血 | ||
| いろいろな原因で赤血球が減少した状態のことで、貧血の検査値としては、血液中のヘモグロビン値が用いられます。 シェーグレン症候群に貧血(ヘモグロビン値の低下)が認められることがあります。病状が進行するほど、また、他の膠原病を合併している場合ほど、発生頻度が上昇する傾向が認められます。 | ||
| van Bijsterveld score (ファン-ビスタベルド・スコア) | ||
| 角結膜上皮を検査するローズベンガル染色において、障害の生じている程度を点数化させ、定量的にするための基準です。実際の評価にあたっては、9点満点で評価を行い、我が国のシェーグレン症候群診断基準では、3点以上を異常と判定しています。 | ||
| フェノプロフェンカルシウム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> フェノプロン(山之内製薬) |
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| フェンブフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「フェニル酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ナパノール(日本ワイスレダリー) |
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| Focus score(フォーカス・スコア) | ||
| 顕微鏡による病変部の評価の際に用いられる基準のことです。 例えば、シェーグレン症候群の唾液腺及び涙腺に関しては、腺組織の導管と呼ばれる部位を中心に4mm2の範囲内で50個以上のリンパ球(免疫細胞の一種)の浸潤が見られる状態を「1 focus」と定義しています。 | ||
| 副腎 | ||
| 腎臓の上端にある器官で、副腎皮質と副腎髄質から構成されています。 ホルモンなど生理作用を有した様々な物質を分泌する臓器です。 | ||
| 副腎皮質ステロイド | ||
| 副腎皮質ホルモンと同義語です。 医薬品として用いられているのは、副腎から分泌されるホルモンを化学合成したもので、強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を有し、リウマチ性疾患をはじめとした多くの疾患の治療に欠かせない薬物です。作用の強さ、作用持続時間などに様々なタイプのものがあります。 一般に有用性は高いのですが、副作用が軽微なものから重度なものまで多岐に渡っていることから、専門医が治療経過を見ながら投薬の継続や変更・中止などをコントロールしていくことが大切です。自己判断で服用を中止することは危険です。 | ||
| 副腎皮質ホルモン | ||
| 副腎皮質ステロイドと同義語です。 医薬品として用いられているのは、副腎から分泌されるホルモンを化学合成したもので、強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を有し、リウマチ性疾患をはじめとした多くの疾患の治療に欠かせない薬物です。作用の強さ、作用持続時間などに様々なタイプのものがあります。 一般に有用性は高いのですが、副作用が軽微なものから重度なものまで多岐に渡っていることから、専門医が治療経過を見ながら投薬の継続や変更・中止などをコントロールしていくことが大切です。自己判断で服用を中止することは危険です。 | ||
| ブコローム | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「塩基性」の薬剤として分類されます。 <代表商品> パラミヂン(武田薬品) |
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| ブシラミン | ||
| 抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が中程度の薬剤に分類されます。 通常、投与開始後1〜2ヶ月で効果が現れてきます。 <代表商品> リマチル(参天製薬) |
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| 不明熱 | ||
| 医学的には、受診時に検査をしても原因が明確でないまま、38.3℃以上の熱が3週間以上続く状態のことです。こうした「不明熱」の約20%がリウマチ性疾患によって生じると言われています。 シェーグレン症候群の約10%、全身性エリテマトーデスの約50%の患者さんにおいて38度以上の発熱が現れます。 | ||
| ブラジキニン | ||
| 疼痛と深い関係のある生体内物質で、痛みを発する度合いを強める働きがあります。 | ||
| プラノプロフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ニフラン(ウェルファイド・吉富薬品) |
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| フルフェナム酸 | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「アントラニール酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> アンサチン(小野薬品) オパイリン(大正製薬) |
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| フルルビプロフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> フロベン(科研製薬) |
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| プレドニゾロン (プレドニソロン) | ||
| 作用時間が中程度のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。 副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも中程度です。 | ||
| フロクタフェニン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「アントラニール酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> イダロン(アベンティス) |
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| プログルメタシン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「インドール酢酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ミリダシン(大鵬薬品) |
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| プロスタグランジン | ||
| 様々な生理作用を有する生体内の物質です。炎症と深い関係があり、この物質の有する血管拡張作用、血流増加作用、血管透過性増強作用は、炎症の四大徴候(局所の発赤、熱感、腫脹、疼痛)発生の際の大きな要素となっています。 炎症は、生体の防御機構にとって本来は重要な現象です。プロスタグランジンは、有害物質ではありませんが、自己免疫疾患などにおいて炎症を弱めたい場合には、この物質を抑制する作用などを有する抗炎症薬が投与されます。 | ||
| ブロムヘキシン (塩酸ブロムヘキシン) | ||
| 急性及び慢性の気管支炎などに使用される薬で、気管粘膜の分泌腺を刺激することで作用を発揮します。シェーグレン症候群の口腔乾燥症(ドライマウス)において、唾液分泌を増加させるとする報告もあります。
<代表商品> ビソルボン(日本ベーリンガーインゲルハイム) |
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| β-エンドルフィン | ||
| 生体内に分泌される物質で、脳内モルヒネとも呼ばれます。 この物質には、鎮痛作用や安らぎを感じる作用があり、笑ったり楽しんでいる時に分泌されると言われています。 | ||
| ベタメタゾン | ||
| 作用時間が長時間のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。 副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも強力で速効性です。 | ||
| ペニシラミン(D-ペニシラミン) | ||
| 抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が中程度の薬剤に分類されます。 <代表商品> メタルカプターゼ(大正製薬) |
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| ホジキン病 | ||
| 体内のリンパ組織※に腫瘍ができる疾患です。すなわち、リンパ腫の一つです。 リンパ腫瘍は、「ホジキン病」と「非ホジキンリンパ腫」に大別され、診断基準や治療法が異なっています。日本人では「非ホジキンリンパ腫瘍」の割合が高く、逆に欧米人では「ホジキン病」の割合が高くなっています。 ※リンパ組織:扁桃腺、頸部、わきの下、足の付け根など比較的体の表面に近い所から、脾臓、消化器など臓器に至るところまで、体内の様々な場所に存在する免疫を司る組織。 |
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| 補体(ほたい) | ||
| 免疫関連たんぱくの一種で、免疫反応を高める補助的な役割を担います。具体的には、「細胞融解作用」「免疫担当細胞を集める作用」などがあります。 | ||
| ホリナートカルシウム | ||
| メトトレキセート(MTX)の毒性を軽減する薬で、主にメトトレキセート(MTX)を大量投与する時に使用します。 <代表商品> ロイコボリン(日本ワイスレダリー) |
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ま行 |
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| マクログロブリン血症 | ||
| マクログロブリンと呼ばれるIgM抗体が異常増加する疾患です。一般に、緩徐な発病と経過をとります。 症状としては、全身倦怠感、体重の減少、貧血などが現れ、進行すると、やがて全身の臓器に障害が現れてきます。 シェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| マクロファージ | ||
| 免疫作用を担う白血球の一種です。 体内に侵入した病原菌などの異物(抗原)を取り込んで消化させるという、食作用と呼ばれる機能を有しています。大量の異物(抗原)を取り込む容量があるため、貪食細胞と呼ばれています。 また、取り込んだ異物(抗原)の断片を細胞の表面に出現させるという機能を有しています。すなわち、異物(抗原)が何であるかを他の免疫細胞に提示するという大切な役割を担っています。 | ||
| 末梢神経系 | ||
| 中枢神経系(脳・脊髄)から、内臓、血管、筋肉、体液分泌腺などの末梢器官へ指令を伝達したり、逆に末梢の感覚器官からの情報を中枢神経系に伝達したりする神経系のことです。 | ||
| 末梢神経障害 | ||
| 四肢末端の感覚異常、運動障害など、末梢神経が担当する領域に障害が生じる疾患の総称です。 様々な原因で生じる疾患ですが、まれにシェーグレン症候群に合併することがあります。 | ||
| 慢性関節リウマチ | ||
| 関節のこわばり、腫脹などの炎症症状を特徴とする自己免疫疾患で、代表的膠原病の一つです。しばしば、慢性関節リウマチ(Rheumatoid arthritis)を略して、RAとも呼びます。関節のこわばり、腫脹などの炎症症状を特徴とする自己免疫疾患で、代表的膠原病の一つです。全身の関節が多発性かつ左右対称性に侵されるのが特徴です。 シェーグレン症候群との関連もあり、慢性関節リウマチの約5人の1人がシェーグレン症候群を合併しているといわれています。 | ||
| 慢性甲状腺炎(橋本病) | ||
| 自己免疫系が甲状腺を攻撃して障害が起きる自己免疫疾患の一種です。発症すると特異的な自己抗体(自分の甲状腺組織に対する抗体)が血中に出現するのが特徴で、甲状腺機能は徐々に低下します。他の自己免疫疾患を合併することが多いことも知られています。 シェーグレン症候群に合併をすることがあります。 | ||
| ミクリッツ博士(ミクリッツ病) | ||
| 19世紀末から20世紀初頭の近代医学創成期に活躍をしたポーランドの外科医で、当時世界的に有名な外科医であったビルロート博士に師事していたことでも知られています。 「ミクリッツ病」は、同博士が執刀した唾液腺腫脹の患者さんを契機に付けられた病名ですが、当時の多くの医師達が、唾液腺腫脹を有する患者さんにこぞってミクリッツ病の診断名を付けたため、混乱が生じたこともエピソードとして残されています。その後、様々な議論がありましたが、現在は、「ミクリッツ病はシェーグレン症候群の一部である」とする考え方が支配的です。 | ||
| ミゾリビン | ||
| 免疫を抑制する薬剤で、抗リウマチ作用が軽度の薬剤に分類されます。 <代表商品> ブレディニン(旭化成) |
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| ムスカリン受容体M3 (M3型ムスカリン受容体) | ||
| 血管や臓器を形成する平滑筋の調整、涙液や唾液の分泌調整などを行う部位です。 この部位が刺激を受けると、涙液、唾液などの外分泌が促進されます。 | ||
| メタアナリシス | ||
| 別々の機会あるいは研究者によって行われた複数の研究成果を質的評価と統計学的処理を行うことで統合させ、何らかの傾向や結論を導き出す研究方法です。 EBM(Evidence-Based Medicine:科学的根拠に基づく医学)の評価によく用いられる方法で、疾患の標準的治療法が見出されることもあります。ただし、この手法を正しく実践するには、統計学に関する深い知識と、疾患や治療法に関する専門知識の両者が必要であり、高度かつ総合的な分析力を要します。 | ||
| メチルプレドニゾロン (メチルプレドニソロン) | ||
| 作用時間が中程度のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。 副腎皮質ステロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも中程度です。プレドニゾロンの化学構造の一部を変化させた物質で、作用が強められています。 | ||
| メトトレキセート(MTX) | ||
| 抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が強力な薬剤に分類されます。英語名Methotrexateを略して、MTX(エム・ティー・エックス)と呼ぶこともあります。
効力が強い分、副作用にも注意を要しますので、専門医による経過観察が大切です。 <代表商品> リウマトレックス(日本ワイスレダリー) |
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| MEDLINE(メドライン) | ||
| 米国国立医学図書館が保有する文献データベースです。医学関連誌を3800誌以上カバーし、データ保有量が1100万件を上回るという膨大な情報量を誇ります。ただし、日本語の医学関連誌は一部(英訳されているものの一部)しか収録されておらず、ほとんどのデータが英語での収録です。 インターネット上で無料公開されており、利用者制限も全くないために英語圏の患者さんには熱心な利用者もいるようです。利用に際しては、PubMed(パブメド)(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/PubMed/)と呼ばれる検索システムなどを利用します。 | ||
| メフェナム酸 | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「アントラニール酸系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ポンタール(三共) |
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| 免疫グロブリン | ||
| 免疫反応に関係する血中の抗体たんぱくの総称です。 IgG、IgA、IgM、IgD、IgEの5種類があり、それぞれが役割を持っています。 ◆IgG:血液中に最も多く、抗体の中心的な役割を担っています。 ◆IgM:免疫作用において、抗体の中では最も初期に生成・動員されます。 ◆IgA:唾液、鼻汁、母乳、尿などに含まれ、粘膜組織の防衛を行っています。 ◆IgE:特定の食物や花粉などに反応するため、アレルギー性疾患と密接な関係を有しています。 ◆IgD:生体内での作用は現在不明です。 |
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| 免疫複合体 | ||
| 異物(抗原)に抗体が結合した状態です。ここに、補体と呼ばれる免疫関連たんぱくが結合すると好中球やマクロファージなど、異物(抗原)への高い攻撃性を有した免疫担当細胞が集まってくるようになり、免疫反応がさらに高まります。 自己免疫疾患では、自己のある組織に対して抗体(自己抗体)が結合するという異常な免疫複合体が形成され、さらにここに補体が結合することで免疫反応が高まり、自己の組織に傷害が発生します。 | ||
| 免疫抑制剤 | ||
| 自己免疫疾患などによって、過剰に作用を起している免疫反応を抑制する目的で使用します。また、臓器移植後の拒絶反応を抑制し、移植した臓器をうまく生着させる目的でも用いられます。 | ||
| モイスチャーエイド (おおいつき眼鏡) | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)の患者さん向けに作られた保湿加工を施した特殊な眼鏡です。 構造としては、眼鏡の縁をゴーグルのようにおおって涙液の蒸発を防ぎ、さらに加湿用のスポンジを付けることで、湿潤を保ちます。 | ||
| MALTリンパ腫 | ||
| 粘膜関連のリンパ腫の一種です。 シェーグレン症候群に合併をすることがあります。 | ||
ら行 |
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| ライター病 | ||
| リウマチ性疾患の一種で、マイコプラズマ、クラミジアなどの病原菌が原因の一つと考えられ、関節炎、尿道炎、結膜炎をはじめとした炎症性の病変が生じる疾患です。 | ||
| リウマチ(リウマチ性疾患) | ||
| 日常会話的には、リウマチというと慢性関節リウマチをさすことが多いのですが、実際は、骨、軟骨、関節及びその周辺の軟部組織など、運動器官の疼痛性疾患の総称を意味します。すなわち、「慢性関節リウマチ」が「リウマチ性疾患」の一種であるという関係になります。 | ||
| リウマチ結節(皮下結節) | ||
| 皮膚の下にできる1〜2cmほどの固いしこりで、慢性関節リウマチの患者さんの約10%に見られる症状です。肘、膝、かかとなどに生じることが多く、痛みがない点が特徴です。また、大きさが縮小したり、消失することがあります。 | ||
| リウマチ熱 | ||
| ベータ溶連菌と呼ばれる病原菌による扁桃腺炎、上気道炎として発病し、38度以上の高熱が数週間続いた後に関節炎をきたす急性炎症性疾患です。膝、手足、肘関節などの関節部位の炎症の他、心臓の内膜に炎症を起し、弁膜症の原因となることも多くある疾患です。また、罹患年齢が、5〜15歳の小児に多いことも特徴です。 | ||
| リウマトイド因子(リウマチ因子) | ||
| 慢性関節リウマチの患者さんの約80%に検出される自己抗体(抗体たんぱくの中のIgGに対する抗体)のことです。英語名Rheumatoid factorを略して、RFと呼ぶこともあります。 シェーグレン症候群の患者さんでも約60%に検出されるため、診断の参考になります。ただし、全ての患者さんに検出されるわけではなく、他の多くの疾患でも検出されることがあるため、専門医が他の検査項目の結果などを見ながら総合的に解釈をする必要があります。 | ||
| 罹患の性差 | ||
| 病気にかかる男女の割合の差違を意味します。 一般に、自己免疫疾患では女性患者数の割合が高い傾向が認められています。具体的には、シェーグレン症候群は約1:14、全身性エリテマトーデスは約1:10、慢性関節リウマチは約1:4というように女性患者数の割合が高くなっています。 | ||
| リップ・バイオプシー (口唇小唾液腺生検) | ||
| 口唇の切開により小唾液腺を採取し、これを顕微鏡下で評価する検査です。lip biopsy(リップバイオプシー)を和訳して、口唇小唾液腺生検と呼ぶこともあります。 唾液腺が自己免疫によって損傷を受けるシェーグレン症候群では、この検査によって免疫細胞の一種であるリンパ球が唾液腺組織に浸潤している状態が確認され、グレード(程度)も評価することができます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| Rheuma(リューマ) | ||
| ギリシャ語で「流れ」を意味する言葉で、リウマチの語源となっています。古代ギリシャの有名な医師であったヒポクラテスが、「リウマチ性疾患は、脳から悪い液体が流れ出したものが関節に貯留して発病する」という学説を提唱したことに起源があります。 無論、この説が誤りであったことは、現在では明らかです。 | ||
| リンパ節 | ||
| 網目状の組織で、扁桃腺、頸部、わきの下、鼠径部(足の付け根)など比較的体の表面に近い所から、脾臓、消化器など臓器に至るところまで、体内の様々な場所に存在します。 免疫反応の主役として、体内での重要な役割を担っています。 | ||
| 涙腺生検 | ||
| 涙腺の一部を採取し、これを顕微鏡下で評価する検査です。 涙腺が自己免疫によって損傷を受けるシェーグレン症候群では、この検査によって免疫細胞の一種であるリンパ球が涙腺組織に浸潤している状態が確認され、グレード(程度)も評価することができます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| 涙点凝固法・涙点閉鎖法 | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)による涙液不足を補う有効な方法です。具体的には、涙点と呼ばれる涙が排出される場所を閉鎖することで、涙液を眼に貯留させます。手技としては、コラーゲンロッド、涙点プラグ、熱焼灼(ねつしょうしゃく)、涙点縫合などの方法があります。 これらには、一時的に閉鎖させる方法と半永久的に閉鎖させる方法の両者があるため、事前に患者さんと相談をしながら施行する方法を決定することになります。 | ||
| 涙点プラグ | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)による涙液不足を補う方法の一つです。 具体的には、涙点と呼ばれる涙が排出される場所を、涙点プラグと呼ばれるシリコンや合成樹脂製で桿状のプラグを埋め込むことで閉鎖させ、涙液を眼に貯留させます。 効果は、脱落するまで半永久的に持続します。 | ||
| 涙点縫合 | ||
| 眼乾燥症(ドライアイ)による涙液不足を補う方法の一つです。 具体的には、涙点と呼ばれる涙が排出される場所を、医療用の糸で縫合することで閉鎖させ、涙液を眼に貯留させます。 効果は、再開通するまで長時間持続します。 | ||
| レイノー現象 | ||
| 四肢末端部分に生じる皮膚の血流の異常症状です。強い冷感(寒冷刺激)、感情の起伏(精神的ストレス)などに対して四肢の動脈が敏感に反応して血流が一時的に途絶し、症状が起るのが特徴です。例えば、冷たい水で手を洗ったり、怒ったりした際に指先が蒼白になり、次いで紫色になって、ピリピリしたり痛んだりします。 シェーグレン症候群の他、ほとんどの膠原病に認められる症状として知られています。 | ||
| ローズベンガル試験 (ローズベンガル染色) | ||
| 眼球表面の状態を調べる検査方法で、眼乾燥症(ドライアイ)の診断に用いられます。 実際の試験にあたっては、ローズベンガルと呼ばれる赤い色素を点眼し、これを細隙灯顕微鏡で観察します。異常を有する場所が赤紫色に染色されている様子が確認できるため、眼球表面の損傷具合を評価することができます。 シェーグレン症候群の診断に有用な方法であり、診断基準の一項目になっています。 | ||
| ロキソプロフェン | ||
| 非ステロイド性抗炎症薬に属し、「プロピオン系」の薬剤として分類されます。 <代表商品> ロキソニン(三共) |
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| ロベンザリット | ||
| 抗リウマチ薬に属し、抗リウマチ作用が軽度の薬剤に分類されます。 <代表商品> カルフェニール(中外製薬) |
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わ行 |
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| ワセリン | ||
| 軟膏薬の基剤として広く用いられている成分です。 保湿性があるため、皮膚乾燥防止に用いられることがあります。 | ||